ポケットwi-fiが繋がりにくい場合に考えられることについて解説をします。
ポケットwi-fiは、機械トラブルによって繋がりにくい場合と電波そのものが届かない場合のほか、無線ネットワークに接続しようとした本体がポケットwi-fiに対応していないケースもあります。
ここでは、機械トラブルのほか、機械トラブル以外の理由でポケットwi-fiに繋がらない理由を解説します。
ポケットwi-fiが繋がりにくい原因の一つに機械トラブルがある
ポケットwi-fiが繋がらない理由の一つに、機械トラブルというものがあります。
機械トラブルは、ポケットwi-fi自体とポケットwi-fiに電波を送る中継器やネットワークを繋げるサーバーなどがあり、これらすべてが機能を果たさなくなるか、一部でも機能を果たさなくなるとポケットwi-fiは繋がりにくい状態に移行します。
例を挙げれば、ポケットwi-fiに電波を送信する中継器が故障をした場合、ポケットwi-fiは、中継器から飛んでくる電波を吸収できなくなります。
ポケットwi-fiは、契約している中継器からインターネットにアクセス可能な信号を受信する仕組みになっているため、中継器が故障をしたり中継器がメンテナンスなどで機能をしていないと通信を確立できません。
これがネットワークエラーと呼ばれるもので、旧来のインターネットの接続法も同様に中継器となる変換機によりネットワークの確立を可能としていますが、変換器が損傷したり、交換が必要になると機能を失い、本来出るはずの速度が出なくなるのです。
機械トラブルはこのほかにも、ポケットwi-fiの受信端末側が損傷していたり、電波が吸収できない状況下にある場合も同じようにポケットwi-fiが繋がりにくい状態に移行します。
ポケットwi-fi自体がネットワーク接続に必要な電波を吸収できない場合、ネットワークに接続する機器、パソコンやスマートフォンなどはネットワークが見つからないという理由でエラーを返すのです。
ポケットwi-fiが電波を受信できない問題については、本体そのものの故障のほか、電波の周波数が変わるなどがあり、ポケットwi-fiが新しい無線電波に対応しなくなるなど旧来の無線電波にしか対応していない場合も繋がりにくい状態に移行します。
古い無線電波と新しい無線電波が混線することで、新しいポケットwi-fiの端末は古い電波と新しい電波の両方を吸収しネットワークに接続可能ですが、旧端末のポケットwi-fiにおいては片方の古い無線電波にしか対応できず、新しい電波と干渉することで通信が繋がりにくくなるのです。
この場合、ポケットwi-fiは故障をしていませんが現在主流となっている無線電波に対応できないことで繋がりにくくなってしまっているため、レンタルポケットwi-fiにおいては、新しい端末と交換し新しい電波に対応するポケットwi-fiの本体に変更することで対処をします。
ポケットwi-fiの端末本体が古すぎることで起きるトラブルは他にもあり、ポケットwi-fi本体のバッテリーの劣化により繋がりにくい状態になっているケースもあります。
ポケットwi-fiの端末本体は、バッテリー駆動タイプとコンセント接続による永続的な動力確保できるタイプがあります。
バッテリー駆動タイプの利点は、どこでも持ち運びが容易であることですが、反面にバッテリーが劣化することで本来持つポケットwi-fiの性能を発揮できないなどの問題があります。
バッテリーの劣化による機械トラブルが起きた場合、ポケットwi-fiは、受信できる電波量が減少することのほかネットワークに接続可能な時間が減少するという問題が起きます。
最悪、バッテリーが充電できなくなるほどポケットwi-fiの本体が劣化した場合、ポケットwi-fiが持つルーター機能のほかネットワーク接続機能が使用できなくなるため、レンタルポケットwi-fiにおいては交換が求められるのです。
一方、コンセント接続タイプはというと、コンセントから電源を取るためバッテリー式のポケットwi-fiのように受信時に必要な電源の確保は安定しており、電波を受信する際のエネルギーも安定しています。
ポケットwi-fiの本体はネットワークに接続する電波を吸収する際にエネルギーを消費し、バッテリーや家庭用コンセントの電力をエネルギーに変えて電波を吸収します。
コンセント式は、電力がコンセントから供給され続けている間は安定した通信環境を得ることが可能ですが、問題としてはWi-Fi装置が大きくなることのほか、持ち運びに便利で無くなる点です。
いずれにしろ、ポケットWi-Fiは電力を必要とし、電力が安定して届けられなくなるとネットワーク接続が不安定になり繋がりにくい状態に移行するのです。
機械トラブル以外によるポケットwi-fiが繋がらないケースについて
ポケットwi-fiが繋がらないケースは、ポケットwi-fiの端末そのものの故障や不具合のほかにも端末が借りているネットワークの不具合がありますが、これらに該当しない機械トラブル以外のポケットwi-fiが繋がらないケースがあります。
例えば、電波が絶対に届かない環境下で使用しているなどは、受信端末であるポケットwi-fiの本体がネットワークの電波を吸収できずネットワークの接続エラーを返します。
他にも、雷などが鳴っている場合も、ポケットwi-fiの端末本体は空気中を漂う強力な電磁波の影響により本来受信する電波を受信できなくなるためネットワークが見つからずにエラーを返します。
また、ポケットwi-fiの本体には一度に接続できる端末利用数が決まっていることが多く、接続可能な台数を超えた場合ポケットwi-fi端末側が新しく接続しようとしている端末を拒否するため、これらも機械トラブルと異なるポケットwi-fiが繋がらないケースです。
ポケットwi-fiの受信端末には接続可能な台数というものが設定されており、機種によりますが最大で10台位までの端末をネット接続可能としているものが多いです。
にもかかわらず、接続可能な端末数を超えた場合、端末に接続できなくなるのはポケットwi-fiが一度に送受信することが可能な端末数を超えるが故です。
ポケットwi-fiは、端末本体が送受信しているデータを周りの端末に分け与えてネットワークに接続する仕組みを採用しているため、接続する端末数が増えればおのずと送受信可能な量が分割されてしまいます。
送受信する量を一つの端末が独占すればデータ送信の送受信量を独占している端末が一番速度が出るという利点があるのがポケットwi-fiになりますが、データの送受信量を分け与えれば分け与えた分だけ一つあたりの端末のデータの送受信量が減ってしまうため、速度低下が起きるのです。
そこからポケットwi-fiが接続可能な台数を超えた場合、データの送受信量を振り分けることが難しい端末が生まれ始め、ポケットwi-fiに繋がらない端末が出てくるわけです。
他にも、混線という形で電波が正常に受信できないケースなども機械トラブルと違ったポケットwi-fiが繋がらないケースになり、混線については同じメーカーや同じプロバイダーの無線電波が周囲を飛んでいる場合に置きやすいです。
混線を防ぐ方法については、夜間にポケットwi-fiを利用するなどネット接続が増える時間帯を避けてポケットwi-fiを利用すれば問題は解決可能です。
また、利用者が少ない新しいポケットwi-fiのプランに加入するなども混線を防ぐ方法の一つです。
後、地味な理由になりますが、ポケットwi-fiルーターから離れすぎた場所にネットワークに接続できないというのもポケットwi-fiルーターの本体とそれらに接続する端末に多い繋がらない問題の一つで、この場合はいかにネットワークに接続したい端末をポケットwi-fiルーターに近づけるかがカギとなります。
ちなみに、ポケットwi-fiルーターから遠いから繋がらないという場合においては、ポケットwi-fiルーターの端末に通信で使用する電波の周波数を変更するという機能があるものがあり、周波数を変更することで通信電波を遠くまで届くようにする端末もあります。
家庭内に電磁波を出す機械が多いなど家電製品が多い場合なんかも、ポケットwi-fiの端末との接続が繋がりにくい状態になりやすく、これらは先ほど説明した混線に近い形で似たような周波数の電波を家庭の家電が放出している場合に通信が繋がりにくくなります。
家電製品の電磁波を防ぐ方法については「フェライトコア」という磁性体を使用することで家電製品のコンセントから放出される電磁波を抑え込むことが可能なので、家電製品が多く電磁波が多い環境下でも「フェライトコア」という磁性体を家電製品の電力を受け取る場所に設置することで電磁波を防ぐことが可能です。
ポケットwi-fiに繋げようとしている端末の仕様についても注意を払う必要があり、実はポケットwi-fiルーターの放つネットワーク接続の電波を吸収できない端末を無線ネットワークに繋げようとしたなどが、まさに製品の仕様上繋がらないという問題だったりします。
よく選んでポケットwi-fiをレンタルしよう
ポケットwi-fiが繋がりにくい理由は、ポケットwi-fiの端末そのものに不具合があるか劣化が見られることのほか、接続しようとしているネットワークに問題があるケースがあります。
ポケットwi-fiの端末そのものの不具合や劣化については最新の端末に変更するなどで対処が可能でレンタルポケットwi-fiにおいては、新機種端末に変更することでトラブルが回避可能です。
一方で、ポケットwi-fi端末本体や接続しようとしているネットワークに問題がないが繋がりにくいケースもあり、端末本体やネットワークに問題がない場合で繋がらないケースについては、ネットワーク接続しようとしている端末の距離がポケットwi-fiの端末本体から遠いなどのほか、雷の影響でポケットwi-fiの端末が十分なネットワークに必要な電波を吸収できていないことが挙げられます。
ポケットwi-fiは、ネットワークに繋げるポケットwi-fiのルーター端末そのものと、ルーター端末につなげようとしているネットワーク接続製品についても問題がある場合、繋がらないという状況に陥るため、ポケットwi-fiのルーター端末を通してネットワークに繋げようとしている製品が、ポケットwi-fiルーターが放つ電波をうまく吸収し通信可能な商品であるかを確認することも重要です。